① 何が起きた?

1歳半の子どもと一緒に、電子レンジを買いに家電量販店を訪れました。目当ての価格帯の商品が見つからず、買わずに帰ろうとした矢先、店内に展示されていた電子レンジに子どもが興味を示し、扉を開けようとした拍子に商品が棚から落ち、中のガラス製プレートが割れてしまいました。結果として、予定していなかった商品を弁償することになりました。

② 当時どう感じた?

収入のない時期に予定外の出費が発生したことに、正直かなり動揺し、強い苛立ちを感じました。「安い電子レンジを探しに来ただけなのに」という思いが頭から離れませんでした。

③ なぜそうなったのか?

最初は「子どもが触ったから」で片づけそうになりましたが、少し冷静になって考え直しました。商品が並ぶ店内で子どもを自由に動かしていたこと、子どもがあらゆる電子レンジに興味を示すと分かっていたのに十分に行動をコントロールできていなかったこと、目当ての商品がないと分かった後もすぐに店を出なかったこと。さらに、当時肩に痛みがあり子どもの動きを止めにくかったこと、店員との会話に気を取られていたことも重なりました。「子どもの好奇心」だけが原因ではなく、自分たちがその状況を十分にコントロールできていなかったことに原因があったのだと思います。

④ そこから何に気づいた?

一番大きな気づきは、子どもが悪いのではなく、子どもが自由に動ける環境を大人が作ってしまっていたということでした。1歳半の子どもに「触ってはいけない」という大人の常識を期待するのは難しく、「触らないように言い聞かせる」よりも「そもそも触れない環境を作る」方が確実です。これは子育てに限らず、仕事や生活にも通じる考え方だと思います。人は意志の力だけで自分や周囲をコントロールしようとすると疲れます。それよりも「失敗しにくい環境を先に作る」方が、うまくいく場合があります。

⑤ 今ならどうする?

今なら、商品が並ぶ場所に子どもを連れて行くときは、ベビーカーや抱っこで行動範囲そのものを制限し、目的の商品がなければすぐに店を出て、店員との会話より子どもの安全を優先すると思います。「注意する」よりも「環境を変える」ことを、最初から選ぶと思います。